漢方体験

３歳　女の子

離乳食を始めた０歳１０カ月ぐらいから乳児湿疹になり、病院に行くようになりステロイドを処方され、
一時的に赤みが引いてきたと思ってやめると、すぐに悪化してその繰り返しで
気が付いたらアトピー性皮膚炎と言われたそうです。

色んな病院、漢方薬局を回りましたが、良くならず、いつも掻いて泣いてばかりで、
お父さんもお母さんも辛い状態が続いていたそうです。

そこで、藁をもすがる思いで来店されました。

来店時も体全身が痒く、泣いて辛い状態の様です。
特に首のまわり、太もも、背中、顔も赤く腫れている状態です。

今はステロイドを使わない様にしているそうです。

病院ではアズノール、ワセリン、アレジオン、亜鉛華軟膏を処方されているそうですが変わらないそうです。

食欲はありよく食べるそうです。
便秘気味で２日に１回お通じがあるぐらいで、熱くなると痒みが酷くなるそうです。

中国医学的に診ますと『実熱旺盛』、『湿熱停滞』の状態と考えます。

その為、体に溜まった熱毒、湿熱、血熱を解毒して体の老廃物を体の外へ排泄する漢方、
消化を助けて消化不良を改善していく漢方をお渡ししました。

すると２週間ほどして首、背中、全身の痒みが治まって赤みもとれてきているという報告を受けました。

実際に、２週間ほど前でしたら全身をかきむしって、泣いていた状態から、
ニコニコして赤み、腫れがとれている状態に変わってきています。

便通も毎日出るようになっているそうです。
粘性の便はまだ残るようなので、しばらくは体の老廃物を解毒していく漢方をお渡ししました。

アトピー性皮膚炎や乳児湿疹でステロイドを長期間使う事で皮膚はゴワゴワの苔癬化状態になります。
この苔癬化状態になりますと元の綺麗な皮膚に戻すのに年単位かかると思われます。

赤み、ジュクつき、腫れの改善は早い方は２週間ほどでよくなられています。
シッカリ治すには３か月～半年はかかると思います。
食事と漢方薬、スキンケアを併用していく事で皮膚の病気はよくなると思います。
当薬局では個人差はありますが３か月～半年ほどすると、酷い時と比べて明らかに良くなって体感される方が多いです。

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